1 それわか我がてう朝と申まうすは あまつこやねのみこと天 つ 児 屋 根 の 命 のあま天の岩戸を をしひらき押 し 開 き てる照日の ひかり光 もろともに春日の宮とあらはれて こつ国家 かをまほり守り給ふ也 さればにや かすか 春 日を 春の日とか書くことはなつ夏の日 はこくねつ酷熱?極熱? す 秋の日はみしかく短く ふゆ冬の 日はさむ寒けし春 の日はのとどかにして よくはんふつ万 物を しや生 うす 四季にことさらすくれ めいしつ明日?なる によりつゝ春の日とか書きたてまつ奉りて かす春日 かと名つけ申なり かの宮のうち子氏 子は藤原