6 かかるゆう優なる御かたちの いこく異 国まてもきこえ のありて七みかと帝の そうわう惣 王太宗皇帝 はつた伝へきこしめされてみぬ 恋にあこかれ 雲 のうへもかきくもり 月のともゝ友もをのつか自ら ひかりをうしなひ給ひけり しんか臣 下 けいしやう卿 相 一とう同に そう奏し 申されけるやうは きよくたい玉 体 の御ふせい風 情 よのつねならす おか拝み申て候 何 をかつゝ包ませ給ふへき 覚しめさるゝ事のさう はちしん侍 臣の中へ せんし宣 旨あれと そうし申され たりけれは みかと帝 えいらん叡 覧 まし/\てあら