7 はつかしや つゝむにたへぬ 花のか香のもれても人のさ とりけるか 今は何をかつゝむへき 是よりひんかし東 す数千里日本ならの都に住 太しよくはん大 織 冠か をと 姫を風のたよりにきくからに 見ぬ※の立 そひて忘れもやらていかヽせん 臣下けいし卿 相 やう うけ給て是は何よりもつて めてたき候 所 望にて候ものかな ちよくし勅 使を立て りんけん綸 言 にてむかひを給ひえひらん叡 覧あれとの せんき詮 議 にてうんか運 賀と申 つはもの兵 者をちよくしにたて させ給ふ ※おもかげ